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【黒部市】令和5年春くろべ市民交流センター開館予定 今後の図書館はどうなっていくのか?勝手に想いを書いてみる

黒部市には、黒部館と宇奈月館の二つの図書館があります。

このうち黒部館が狭さと老朽化もあり、令和5年春オープン予定のくろべ市民交流センターに移転が予定されています。

今後の黒部市の図書館の未来について、これからもずっと利用していきたい大事な場所だからこそ、子育て中の親の立場から想いを書いてみます。

現在の黒部市図書館

黒部の図書館は、黒部館も宇奈月館もよく行くのですが、私のお気に入りは宇奈月館

宇奈月館は、敷地に対して利用者が少な目なので黒部館よりもゆったりと過ごせます。

ライバルが少ないからか、借りたいと思える新しい本が見つかりやすいのもメリットです。

あかちゃんタイムや授乳コーナーがあり、育休中は宇奈月の子育て支援センターとともによく利用していました。

あかちゃんタイム【実施日時】毎週火・土曜日 9:00~12:00

この時間は、子どもが泣いたり少しはしゃいだりしてもOKなので、子ども連れで行って静かにしなきゃ怒られるというプレッシャーが無いのが嬉しいですね。


黒部市内の図書館ってぶっちゃけ漫画やDVDが少なくて、魚津の図書館に行くと本やDVDだけじゃなく雑誌の豊富さにもいつも羨ましくなってしまうんですよね・・・。

それでも、最近はコロナの影響もあってむやみに市外に行くのも気がひけるので、市内の図書館で借りることが多いです。

黒部市の漫画の状況は、黒部館は藤子・F・不二雄作品や大人向けがいくつかな印象なのですが、宇奈月館は漫画もDVDも黒部館より多め。

気になってた本も読めるので、ありがたいですね。

宇宙兄弟・銀の匙・テルマエロマエ
タッチ・きょうの猫村さん・きのう何食べた
かくかくしかじか・ダーリンは外国人・孤独のグルメ・陰陽師・深夜食堂

寄贈と書かれていることが多いので、読み終わった本を寄贈して下さっているんですかね?

公共の利益のために尽力されている方がおられることにも陰ながらいつも感謝しています。私も寄贈してみたいけど、どんな本が必要としてもらえるのかな?逆に迷惑かなと躊躇してしまいます。


魚津市では、入り口付近で不要本の回収をして、市民の方に自由に持って帰ってもらえるスペースがあります。図書館のハンコが押してあるので、フリマアプリなどで再販することはできませんが、個人で楽しむには全く問題なし!市民の中で知識を共有できる仕組みも素敵ですね。

寄贈本は、作者さんにとっては新規購入がその分減り、印税が入らないので問題もあるようです。図書館で借りて気に入った本なら買いたいという気持ちになるので、全てを借りるだけで済ませず購入することも大事にしたいですね。

魚津の図書館では、地元企業にスポンサーをお願いして雑誌の購入資金を調達しているのが賢いですね。読みたい雑誌が選べるので、どれだけ時間があっても足りないくらい。

年間6,000円台から17,000円程度でスポンサーになれるから、そこまで高くないですね。自分の会社に関係のある内容の雑誌ならば会社の売上アップにもつながるかも?

雑誌は元々その分野に興味がある人が手に取ってくれるから、ターゲットも明確にできて良い取り組みだなと思います。黒部市でも導入してくれたらいいなと思います。(導入検討されているようです。)

魚津市の図書館では他にも、図書除菌機や読書記録帳などの新しい取り組みにもフットワークが軽くてすごいなと思います。

近くにおでかけの際は、是非魚津市の図書館にも寄ってみて下さいね。

魚津市立図書館 ホームページ

魚津市立図書館公式Twitter

黒部市図書館の今後

黒部市も、黒部館の令和5年春開館予定のくろべ市民交流センターへの移転に伴い、

黒部市立図書館サービス計画(対象期間:令和2年度~令和5年度) を策定しています。

(仮称)くろべ市民交流センター基本設計 で図面も確認できますよ!

いくつか気になったところを抜粋

・子育て支援センターと連携し育児講座等を開催

子育て支援センターは、土日も利用できるのですかね?私はもう行くことはないだろうけれど、土日のワンオペが大変だったので気になります。

雨や雪だと日曜の出かける先が図書館くらいしかなかったりしたので、図書館にはお世話になりました。悪天候時の遊び場としても期待しています。

魚津市は新川文化ホール敷地、入善町では入善町中央公園内(2021年中にオープン予定)に、雨天時にも楽しめる屋内遊び場の計画があるようですね。
魚津市のありそドームの屋内遊び場も、幼児がしっかり体を動かして遊べる遊具があるのが魅力です。小学生以上の子は入れないので、産業展示ホールでバドミントンなどを楽しんでいました。

新型コロナウイルスの影響で、外出が難しくなっている今。地元で遊ぶということが注目されていくのかなと感じます。
遠出をしなくても、地元に楽しい場所がある。
感染予防で我慢することも多いけれど、その中でも楽しめることはあるはず。子育て中の今しか経験させてあげられないことを少しでも多く経験させてあげられると良いなと思います。


支援センターもあるならば、支援センターを利用した一時預かりなどもあると嬉しいだろうなと思います。育児方針のわからないファミサポさんにいきなり1対1で預けるのは親としてはとてもハードルが高かったので、他にも保育士さんがいる状況の方が可視化されるから預けやすい気がします。スタッフさんは大変かもしれませんが・・・何かあった時の子どもの安全は確保しやすいですよね。1時間でも一人の時間をもらえたら救われる親御さんもいるんじゃないかな。親の個人としての幸せも担保できる場所であって欲しい。

くろべ市民交流センターは、一般書架と子ども向けが分かれていると聞いたので、子育て中の親が一般書を借りにくくならないのかな?という心配もしています。大騒ぎするのもダメだけど、図書館は静かにするべきところという考えが強いと利用し辛くなるので、一般の利用者の方も含めて大らかな図書館になると良いなと思います。

子どもの利用を増やすためには、赤ちゃん期から親子で図書館に通う習慣づけが大切だと思います。2週間に一回行くところ、自分で本を選ぶ経験が当たり前になると良いですね。

魚津での読書記録帳やおはなし会の参加スタンプ、宇奈月館でのあかちゃんタイムのような子どもがはしゃいでも受け入れてもらえる取り組み、滑川のような遊び場の併設、安心して利用できる取り組みは良いなと思います。

「親子でおしゃべり、ゆっくり安心して過ごせる場所」として、玩具で遊べるキッズコーナーや昼食などの休憩コーナーもあるようなので助かりそうです。

小学生と幼児など歳が離れていると読みたい本がバラバラで目が届かなかったりするので、異年齢の子ども同士の動線も気になります。
オープンなスペースのようなので、子どもの逃亡による迷子の発生は少し不安。そこは、利用者も含めてフォローしていけると良いですね。

親が一人で子どもたちを連れてきてもゆったり過ごしやすい図書館は魅力的。

・ホームページ、メールマガジン、SNS を利用した情報発信や交流ができる機能

今はFacebookで発信されていますが、匿名でコメントしたりできないのが難点。私個人はTwitterの方が便利だなと思います。それぞれ使いやすいSNSがあるので難しいですね。

・限られた予算で計画的かつ効率的に図書館資料の収集を行う

雑誌スポンサー制度を利用することも計画にあるようです。読みたい雑誌を読めるというのも楽しみです。頻繁に通っていると興味のある分野はだいたい読み終わってしまうので、新しい本がもっと読めると良いなと思います。

・「山」と「川」、「水」に関しては日本一の図書館となること

子どもの自由研究では、石についても調べたので、そういう地域の特性に応じた資料がもっと増えたら良いなと思います。ジルコン、オニックスマーブル、パンダ石、少し足を伸ばして、朝日でヒスイ拾いも楽しいです。親不知でも石拾いセット販売されてますね。
地元の特性に応じた教育機関として、新潟県糸魚川市のフォッサマグナミュージアムのように石の鑑定や自由研究のアドバイスをしてくれる場所もあると良いなと思います。
フォッサマグナミュージアム 出版物のご案内・通信販売 こちらで販売されている『糸魚川世界ジオパーク 石のことがわかる本』は自由研究でお世話になりました。

図書館でレファレンスを頼んだこともあるのですが、時間がかかるばかりで希望に近い本を提案してもらえないことも多かったので、もっと気軽に好みを知ってもらえる機会もあると良いなと思います。専門性の高いスタッフとコミュニケーションが取ることで自分では気づかなかった需要に気づけると楽しいですよね。(もちろんそれ以外の部分で助けられたこともたくさんありスタッフの方には感謝しています。)

個人でも、ネット端末などを利用して恐竜の本や石の本などざっくりとしたイメージでも検索&蔵書の有無や貸し出し可否もわかると面白そう。
パスファインダー(特定のテーマに関する文献や情報の探し方、調べ方の案内)の整備とあるのでどう活用できるのか楽しみです。

・ビジネス支援コーナーの設置

小学生だけでなく大きくなってからも教育の拠点になって欲しい。中高生に向けたビジネス講演会や企画立案体験みたいな取り組みもあったら面白いかも。なぜ勉強するのか、今後何を学ぶべきかの指標が作れたら良い。桜井高校も近いですからね。

あと、これは難しい問題ですが、いじめなどで学校に行けなくなった不登校の子どものよりどころとして図書館も利用できると、安心かなと思います。学校じゃなくてもオンラインでもどこでも学べる。学びを保障する場所の選択肢の一つであって欲しいなと思います。


図書館は市民の教育機関

図書館が充実していることは、市民の教養を高め経済活動にも生かされます。

また、子育て世帯にとっては、子どもの教育に良い環境を選びたいと思うので、図書館の充実度は居住地を決める際にも一つの大きな判断基準になりますね。
移住者を呼び込むことにもつながってくるのかなと思います。

この場所で子育てをしていきたい!そう思える図書館になると良いなと思います。